米アドビ システムズは現地時間17日に、Adobe Flash Playerのモバイル機器版であるFlash Liteについて、マイクロソフト社にライセンス供与したと発表した。 これにより今後、Windows Mobile機器に搭載されるInternet Explorer Mobileブラウザで、Flashコンテンツの閲覧が可能になる見込みだ。なお、Flashに対応したモバイル機器は、年率150%以上の成長を続けており、これまでに累計で5億台の端末が出荷されているとのこと。 また今回の契約の一環として、PDFコンテンツの表示ソフトであるAdobe Reader LEについてもライセンス供与を行ったことも発表された。 マイクロソフト社のMobile Communications Business担当シニア バイスプレジデントであるアンドリュー リーズ氏は「Flash LiteとReader LEをライセンスすることにより、Internet Explorer MobileでFlashをサポートしたいという端末メーカーからの要求に応えることができるほか、世界中のWindows Mobileユーザーに完全なWeb体験をもたらすことができるでしょう」とのコメントを寄せている。 アドビ システムズ社 モバイル アンド デバイスソリューション事業部担当のシニア バイスプレジデントであるアル ラマダン氏は「マイクロソフト社と協力し、リッチなWebベースのFlashコンテンツとPDF文書の表示をWindows Mobileで実現できることを非常に喜ばしく思っています。FlashはWebコンテンツの体験に革命をもたらし、Flashによる体験をWindows Mobileユーザーにも拡大するというマイクロソフト社の決定をおおいに歓迎しています」とのコメントを寄せている。