パイオニアは7日、プラズマディスプレイパネルについて、「次期新製品に搭載するパネルをもって自社生産を終了し、外部からの調達に切り替える」と発表。撤退・外部調達の理由を「今後想定される販売数量でコスト競争力を維持することは難しいと判断したため」と説明する。 プラズマディスプレイ生産の終了により、関連人員などの経営資源をカーエレクトロニクス事業、DJ機器を扱うプロSV事業、ブルーレイディスクほかのAV事業等に振り向けることで同社の事業を拡大させ、同事業の減少分を補っていく考え。 計画の詳細は現在検討中。また、パネルモジュールの調達については、同社の持つ技術を盛り込むことを含めて現在協議中だ。 今後、業務提携先のシャープから液晶テレビの供給を受け、今秋の欧州を皮切りに市場導入し、順次ラインナップを拡大していく。さらに、同社のプラズマテレビ「KURO」シリーズの高画質・高音質の思想を受け継ぐ液晶テレビを、両社で共同開発する。