ソニーは19日、有機ELパネル生産のために2008年度下半期から220億円の設備投資を行う。有機ELパネルのさらなる中大型化・高精細化を進めるのが目的。 同社は2007年12月に、自社開発の有機ELパネル「オーガニックパネル」を搭載した世界初の有機ELテレビ「XEL-1」を国内で発売。しかし、ディスプレイサイズは11型で、将来的にサイズの大型化が課題となっている。そこで今回、同パネルの設備投資に踏み切った。 投資先は、ソニーモバイルディスプレイ東浦事業所で、TFT工程からEL成膜工程の有機ELパネル生産設備を増強し、2009年度に生産技術確立を目指す。●設備投資の概要投資目的:中大型有機ELパネルの生産技術確立 投資額:約220億円投資時期:2008年度下半期展開場所:ソニーモバイルディスプレイ東浦事業所 (愛知県知多郡東浦町) 投資内容:TFT工程設備、EL成膜設備 ガラス基板サイズ:600×720mm 対象製品:ソニー向けホーム・パーソナル・プロフェッショナル用ディスプレイ