アジレント・テクノロジーは10日、自動車ボディ制御モジュールやセーフティ・エレクトロニクス・モジュールといった車載電子機器向けの機能試験システム「Agilent TS-5040 ファンクション・テスト・システム」を発売した。価格は350万円から。出荷は4月の予定だ。 Agilent TS-5040 ファンクション・テスト・システムは、0.75mラックと省スペースの測定システムで、基本試験機能のみに絞り込むことで低価格を実現したもの。リモート・キーレス・エントリやタイヤ空気圧モニタリングシステムなどのRFスタンドアロン試験に加え、自動車市場向けの低周波(AC/DC)テストと高周波(RF)テストを組み合わせて実行可能だ。また、100MHz〜3GHzの産業/民生アプリケーション用のISMバンドに対応し、リモート・コントロール用送受信機、リモート計測、リモート温度測定、RFIDなどにも利用できる。 同社では、1年間で30システムの販売を目指すとしている。