4日、ECショップ支援のEストアーは検索エンジン利用者別属性調査の第3弾となる調査結果を発表した。 この調査は、普段よく利用する検索エンジンを「グーグル」「ヤフー」「その他」と分類し、多角的なクロス集計をレポートしているものだ。今回は第3弾となる利用者別の出身大学(もしくは在学中の大学)だ。結果は以下のグラフをみてほしい。 「グーグルな人」は国立大学出身者が全体の21.2%という結果だ。両者の私立大学の構成比はほぼ同じなので、グーグルの国立大出身が目立っている形だ。また、「ヤフーな人」はおよそ半分が大学に行っていないという結果になっている。 調査は、調査会社によるインターネット調査であり、全国の16歳以上の男女618人の集計だ。調査期間は11月27日、28日となっている。 この調査レポートはRBB TODAYでも何度か取り上げているが、これは、あまり相関のなさそうな属性どうしのクロス集計の結果が非常に示唆に富んでいたからだ。また、調査方法も、取材した範囲では一般的な手法で行っていると思えたのも理由のひとつだ。 ただ、調査方法や結果を疑問視する声も多い。前2回の結果がグーグルにとってネガティブなもの(友達の人数、未婚率)だったこともあり、ヤフーと組んでネガティブキャンペーンを展開しているのではないか。といった批判だ。その可能性は編集部で考慮した。過去2回の記事では本文やグラフのキャプションに「因果関係は断定できない」旨記述を加えたりしている。もっとも、過去2回の記事の反応では、Eストアーやヤフーにとってネガティブなものも少なくないので、本当にグーグルに対してネガティブキャンペーンをしようとしていたなら、それはあまり成功していない可能性が高い。もちろん、ヤフーはEストアーとの関係、キャンペーンについては否定している。 今回の結果は、単純な見方をすれば「グーグル:高学歴」「ヤフー:低学歴」という図式が成り立ちそうだ。しかし、前回の調査結果からするとヤフー利用者の平均年齢は若く10代の比率がグーグル派より高い。分析するのであれば、このような要因を補正する必要があるが、これまでの調査結果はあくまで(ランダムな)クロス集計の生データでしかない。この調査に限らず、統計や調査データを読む場合、注意しなければならない点だ。ウェブや新聞を読む上でのリテラシーとして身に付けておこう。
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