米Microsoftは14日、組込みデバイス向けOS「Windows Embedded CE 6.0 R2」を発表した。
Windows Embedded CE 6.0 R2では、Windows Vistaと同等のWeb Services on Devices APIの全機能が利用可能となったほか、VoIP、ビデオ、3wayオーディオなどの機能や追加可能なフォントエンジンのサポートが追加された。また、Interenet Explorer上でのWebページレンダリング速度の向上、Windows Media PlayerコントローラOCXバージョンが7にアップグレードされたことでWindows Media Player 11互換となり、OCX 7が埋め込まれたページをInterenet Explorer上で正確に再現可能となった。さらに、Windows Server 2008の最新バージョンの機能を自動的に検知し、シンクライアントとサーバ間のシームレスな接続を可能とするシンクライアントテクノロジコンポーネントが利用できる。
また、同社と複数のハードウェアメーカーとの連携により、Windows Embedded CE 6.0とCisual Studio 2005を活用した組込み機器開発用システムをアマチュア開発者や教育関連コミュニティに安価に販売することを目的としたコミュニティ活動「SPARK」も同時に発表された。開発用システムには、Windows Embedded CE 6.0、Visual Studio 2005 Standard、および商用・非商用の目的を問わず無償で利用できるBSP認証が含まれている。