セールスフォース・ドットコムが提供するオンデマンド・プラットフォームを利用してPDFを高速作成する「NinjaPDF for AppExchange」を提供するスカイコム。「ネット環境があれば使えるし、システム管理者コストと時間的なメリットがある。時代の流れを見ても、今後はパッケージサービスからオンデマンドサービスに移っていくのでは……」。「Successforce LIVE 2007」の会場で、スタッフはこう話した。米国版「AppExchange」への日本からの参入第1号となった同社は、来年から日本市場でも展開を予定しており、来年度には3万ライセンスの利用者数を目標としている。
ほかにも会場にはSalesforceの機能を拡張する様々な製品が展示されていた。たとえば、日立ソフトは顧客に送信した電子メール情報をSalesforceの「ToDo情報」に自動登録する電子メール履歴管理/共有化ツール「SaaSWare EmailToActivity」をアピール。宛先がSalesforceに登録している顧客情報のメールアドレスの場合、顧客に対する活動履歴として登録できる。また、PCだけではなくオンデマンドの流れは携帯端末でも起きているようだ。Softbankの携帯でSalesforceが利用可能になる「Force.com Mobile」「写名刺 for Salesforce(仮称)」をソフトバンクBBが出展。「Force.com Mobile」はSoftbankのWindows携帯でSalesforceが利用可能で、外出先でSalesforceからのメール送信や電話コールのログをSalesforceに格納可能。「写名刺 for Salesforce(仮称)」は携帯電話のカメラで撮影した名刺情報をサーバー側でOCR読取後にSalesforceの自動格納するものだ。