「Successforce LIVE 2007」のキーノートの後半では、Visualforceが紹介された。Visualforceはあらゆるタイプのユーザーインターフェイスを構築するためのフレームワークを提供する。これにより、PCの画面だけではなく、携帯電話などにもサービスを対応させることが可能だ。 ステージで紹介されたのは、iPod Touch、タブレットPC、携帯電話(au)、ニンテンドーDSだ。これらの端末ではVisualforceのテクノロジーを使って、その端末のインターフェースに合わせた表示がされ、アプリケーションが動かされていた。Salesforceの標準画面ではタブやサイドバーなどが用意されているが、これらをすべて消してしまうことも可能だ。 米セールスフォース共同創業者・テクノロジー統括責任者パーカー・ハリス氏は「Visualforceは非常にパワフルだ。既存のファンクショナリティーを抽出して編集し、スクリーンを変更することもできるし、まったく異なるユーザーインターフェースを作ることができ、100%オンデマンド。インフラを新たに作る必要がないし別のデータセンターで走らせる必要もなく、カスタマイズ化されたデータベースをワールドワイドで展開することができる」とアピールした。また、日本では携帯電話がひとつの文化になっているとして、Visualforceによってビジネスに特化したアプリケーションを簡単に作ることができるようになるのは魅力的だと話した。 セールスフォース・ドットコム代表取締役社長の宇陀栄次氏は、「携帯やスマートフォンで爆発的にいろんなアプリケーションが伸びていくと思う。途中にいちいちゲートウェイサーバなどを置かなくても使えるようになる。追加費用もないわけで、それも画期的なことだ」とコメント、サービスはユーザーフレンドリーでなくてはいけないし、ITはいままでのように専門性が要求されたものからコモディティー化した世界へと一挙に変わっていくとした。
Android搭載の新型BlackBerryが登場!新型キーボードで文字入力もスマート 2017年1月5日 TCL Communication Technology Holdings Ltd.(以下、TCL)は現…