インテルは31日に、新しいインテルItaniumプロセッサ 9100番台製品を発表、販売を開始した。6種類のデュアルコア、および1種類のシングルコアの7製品となっている。 Itaniumプロセッサ9100番台は、第6世代のItanium製品であり、プロセッサ・コア内で起こるエラーの検出を確実に行うことでデータの完全性とアプリケーションの信頼性を向上させる新技術「コアレベル・ロックステップ」などを採用し、信頼性、可用性、サービス性(RAS)を向上させた。また、サーバの利用が低いときに電力消費を低減させる新機能「デマンド・ベース・スイッチング(DBS)」を備えている。 最大1.66GHzの動作周波数、667MHzのフロントサイド・バス(FSB)を備え、104W内での消費電力で動作。2つのプロセッサとチップセットが同じバスに搭載された3ロードバスにより、エンタープライズおよびハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)での使用を想定。Linux、Windows、HP-UX、HP NonStop、HP OpenVMS、z/OS、Solaris/SPARCを含む複数のOS(オペレーティング・システム)をサポートする。 インテル、日本SGI、日本電気、日本ヒューレッド・パッカード、日本ユニシス、富士通、富士通シーメンスコンピューターズ、日立製作所、BullをはじめとするItanium Solutions Alliance(ISA)に加入しているすべてのサーバ・メーカーから、今回発表のデュアルコア インテルItaniumプロセッサ9100番台を搭載した製品が発売される予定とのこと。 Itaniumプロセッサ 9100番台は本日31日より出荷開始、ロックステップ機能付きモデルは2008年第1四半期から出荷開始となる。◆製品ラインアップ(価格は1千個受注時)・デュアルコア インテルItaniumプロセッサ 9150M 動作周波数:1.66GHz、667MHzシステムバス、24MB オンダイL3 キャッシュ搭載 / @420,900円 / 2007年10月31日・デュアルコア インテルItaniumプロセッサ 9150N 動作周波数:1.6GHz、533/400MHzシステムバス、24MB オンダイL3 キャッシュ搭載 / @420,900円 / 2007年10月31日・デュアルコア インテルItaniumプロセッサ 9140M動 作周波数:1.66GHz、667MHzシステムバス、18MB オンダイL3 キャッシュ搭載 / @225,700円 / 2007年10月31日・デュアルコア インテルItaniumプロセッサ 9140N 動作周波数:1.6GHz、533/400MHzシステムバス、18MB オンダイL3 キャッシュ搭載 / @225,700円 / 2007年10月31日・デュアルコア インテルItaniumプロセッサ 9130M 動作周波数:1.66GHz、667MHzシステムバス、8MB オンダイL3 キャッシュ搭載 / @176,900円 / 2007年10月31日・デュアルコア インテルItaniumプロセッサ 9120N 動作周波数:1.42GHz、533/400MHzシステムバス、12MB オンダイL3 キャッシュ搭載 / @103,700円 / 2007年10月31日・シングルコア インテルItaniumプロセッサ 9110N 動作周波数:1.6GHz、533/400MHzシステムバス、12MB オンダイL3 キャッシュ搭載 / @79,300円 / 2007年10月31日