マイクロソフトは10月29日、携帯端末向けプラットフォーム「Windows Mobile」搭載端末のユーザー層拡大を目的とした「Windows Mobile “Green”キャンペーン」を11月1日より約半年に渡って展開することを発表した。同キャンペーンは欧米では既に2年に渡って実施されているものだが、アジアでは日本が初の実施国となる。
キャンペーン対象となるのは、まず年内は6機種のWindows Mobile 6搭載端末で、購入者から抽選で高級ホテル宿泊等のプレゼントが当たるというもの。キャンペーンサイトはhttp://www.microsoft.com/japan/smartchance/で、11月1日開設予定。
Windows Mobileのビジネス状況について概要説明を行なったマイクロソフトのモバイル&エンベデッドデバイス本部長の梅田 成二氏は、Windows Mobile搭載したスマートフォンのユーザー層が、初期の“アーリーアダプター”から“モバイルインフォメーションワーカー”へと拡大する傾向にあり、男性ビジネスマン中心から女性や若年層にも利用が広がりつつあるとの認識を示した。
説明会には、パートナー企業として、通信事業者であるウィルコムと、コンテンツ・プロバイダーのナビタイムジャパンと高電社も出席し、それぞれの事業概要を紹介した。中でもウィルコムは、マイクロソフトと共同でアカデミック分野に向けたスマートフォンの共同プロモーションを展開することと、PC向けの音楽配信サービスである「mora win」および「OnGen USEN MUSIC SERVER」を11月22日より同社の“Advanced/W-ZERO3[es](WS011SH)”向けに提供開始することを同日付で発表している。