日本IBMは22日、100V電源に対応したブレードサーバー向けのシャーシ「IBM BladeCenter S」を発表した。最小構成価格は409,500円(税込)で、12月18日より出荷を開始する。 100V電源に対応し、従来のラック型サーバーに比べケーブル量を8割削減できるシンプルなシステムを構築できるのが特徴。また、最大6枚のブレードサーバー、最大4個のスイッチモジュール、最大12台のハードディスクを内蔵し、ハードディスクはユーザーの用途に応じて柔軟なディスクスペースの割り当てが可能。Intelプロセッサー、AMDプロセッサー、POWERプロセッサー搭載の各モデルに加え、ワークステーション・ブレードを搭載できる。従来のBladeCenterファミリーとの互換性も保っている。製品概要は以下の通り。・ラックマウント対応7Uモデル ・Intel、AMD、およびIBM POWERプロセッサー搭載IBM製ブレードサーバーを最大6枚まで搭載 ・スイッチモジュールを最大4個まで搭載 ・300GB SAS HDDおよび750GB SATA HDDに対応し合計最大6個まで搭載、RAID 0/1/10に対応 ・アドバンスド管理モジュールを1個搭載 ・初期設定ツール「IBM Storage Configuration Manager(SCM)」、ならびにシステム管理ツール「IBM Director」を同梱 ・3年間保証:オンサイト修理(翌日以降対応)/交換部品送付サービス なお、同社はBladeCenter Sをよりオフィス環境に適応させるための専用小型ラック「IBM BladeCenter オフィス・レディー・キット(Office Ready Kit)」の開発意向を表明した。オフィス・レディー・キットはBladeCenter Sを1台搭載でき、システムへの埃の侵入を防ぐほか、外付けの無停電電源装置(UPS)やストレージ・ライブラリーを効率的に格納するスペースを確保できる。また、オフィス・レディー・キット内部の静音装置により騒音を軽減、システムノイズを通常会話と同等の60dbまで低減することが可能になるという。