マイクロソフトコーポレーションならびにCitrix Systems Inc.は米国時間11日に、サンフランシスコで開催中のVMWORLD 2007 CONFERENCEにおいて、仮想オペレーティングシステムおよび仮想アプリケーションのための共通実行環境を標準化するなどして、両社の長期的提携関係を強化していくと発表した。
マイクロソフトとCitrixは、これまで18年以上にわたって協業してきた関係だが、Microsoft Windows Server 2003やMicrosoft Internet Security and Acceleration Serverといったプラットフォーム上でCitrix WANScalerを稼働させることによって、ブランチオフィスのコンピュータ環境の簡素化を可能にするソリューションの開発なども、最近では共同で行っている。今回の発表は、こうした両社の提携関係をさらに拡大し、VHDに代表される仮想化技術を双方のソリューションに容易に組み込めるようにするためと見られる。
《冨岡晶》