伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は28日に、ニューヨーカーが展開する全国約250か所の「NEWYORKER」店舗に、シンクライアントシステムを導入するプロジェクトを開始したことを発表した。 2007年7月に都内4か所の店舗にパイロット導入が済んでおり、8月から全国展開を開始、2008年3月までの期間を目処に順次展開する予定となっている。導入台数は各店舗に1台ずつ合計250台。 今回ニューヨーカーが採用したシンクライアントシステムは「HP CCI」(Consolidated Client Infrastructure)。HP CCIは、ユーザ側の端末にシンクライアントを利用し、データセンター側に演算処理を行うブレードPCやサーバやストレージを配置する。ブレードPCはWindows XP Professionalを使用。 なおHP CCIはこれまで百貨店や大学、公共機関などに多数採用されてきたが、アパレル業界に導入されるのは今回が初めてとのことで、全国規模で多店舗展開している小売店に導入される事例としても国内初となる。