日本電気(NEC)は25日、ブレードシステム「SIGMABLADE」(シグマブレード)の新ラインアップとして、100V電源での稼動を可能にする、中堅企業向けの小型タイプ収納ユニット「SIGMABLADE-M_100V電源セットモデル」を発売した。価格は45万1,500円から。なお、100V電源に対応したブレードサーバは、デュアルコアXeon搭載サーバのみとなっている。 一般的に200V電源で運用されるブレードシステムにおいて、100V電源対応のブレード収納ユニットを製品化したことについて同社は、「200V電源工事が不要となり、低コストかつ短納期での導入が可能となります。また、小型タイプのブレード収納ユニットを採用したことにより、より少ないスペースでの設置が可能となりました」と、中堅企業向けであることをアピールしている。 また、SIGMABRADE-Mを統合的に管理・制御するオプションカード「EMカード」(8月末出荷予定、63,000円から)においては、従来製品より電力制御機能を強化し、収納ユニット単位で最大消費電力の設定をすることで、消費電力を大幅に低減できるとしている。さらに、IPルーティング機能を搭載したレイヤ3対応のブレードサーバ内蔵L3スイッチ(34万6,500円から)もあわせて製品化されている。