グーグルは「Googleブック検索」日本語版(ベータ)をスタートした。Google ブック検索は、出版社から預かった書籍をインデックス化することで、検索キーワードを含む書籍をGoogleの検索結果に表示する。スキャンした書籍の内容をインデックス化しているので、タイトル・著者名のみではなく、本文の内容に応じて書籍を見つけることが可能。ユーザーに表示されるのは書籍のページ数のうち20%までであるという。また、出版社の直販サイトやオンライン書店へのリンクが表示され、気に入った書籍を購入することが可能。図書館のカードカタログのように、書籍の概要のみを表示したり、検索キーワードを含む限定された抜粋、(出版社の許諾がある場合に限り)一部のページのみ表示するサンプルページ表示などがある。出版社サイドにとっては、表示されるページ数の比率を20% 以上に操作したり、表示可能な国を設定したりすることができる。書籍を郵送すればGoogleが無償でスキャンする。 Google副社長兼Google Japan代表取締役社長の村上憲郎氏は、昨年10月に都内で開催されたGISフォーラムにて次のように語っていた。「最近出版社の方と話をするなかで、3ページ分を何回もあちこち読んでいると、結局は買わないで全部(無料で)読んでしまうんじゃないかというご意見もある。そんな暇な人はいないだろうし、あえてそうやったとしても全部読めない仕組みを組み込みながら、一生懸命取り込んでいるところだ」。また、そのページに関連のある広告を右サイドに出し広告の数十%を出版社にフィードバックすると語っていたが、(書籍のページ内では)右サイドには書籍関連購入リンク、出版社の情報などを表示し、関連広告は下に2種類表示されるようになっている。
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