日本ビクターは20日、画素数1,000万画素で世界最小となるプロジェクター用高精細反射型デバイス「1.27インチ 4K2K D-ILAデバイス」の開発を発表。 1.27インチ 4K2K D-ILAデバイスは、1,000万画素(4,096×2,400ピクセル)表示を可能とするプロジェクター用高精細反射型デバイス。新構造や新製造プロセスを導入することで、画素ピッチを6.8μmに微細化。4K2K表示デバイスとしては、世界最小となる1.27インチを実現した。従来モデルと比べて、面積比で約43%小型化している。 また、画素間ギャップ0.25μmによる93%以上の高開口率を達成。また、新配向技術などを投入し、液晶からの反射光の散乱や回折などの異常光を大幅に低減させることに成功。これにより、デバイスコントラストは従来比約4倍となる20,000:1を実現した。 1.27インチ 4K2K D-ILAデバイスは、4,096×2,160ピクセルの4Kデジタルシネマに対応する。また、デザインやCAD用途に利用されているWUXGAの4倍表示が可能なうえ、PAL放送方式の走査線数の4倍に相当するなど、幅広い応用が期待できる。