【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は40万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。 前回と今回は中部特集をお送りする。中部地方には9県が該当するため、この統計では2つに分け、都道府県コード順に新潟県・富山県・石川県・福井県を北陸地方、同じく山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県を東海甲信地方とさせていただく。 今回は2007年5月29日〜6月4日の測定データを用いて、最新の手法によりIPアドレス等を用いた発信地解析を行い、北陸地方からのデータについて回線種別ごとのダウンロードの平均速度(ダウン速度)、アップロードの平均速度(アップ速度)を算出した。 図を見ての通り、全回線におけるアップ・ダウン速度では、新潟県がトップに立っている。光ファイバ(FTTH)のアップ速度においては石川県が、FTTHのダウン速度においては富山県が新潟県を上回っているが、差は小さい。これらに対して、全回線におけるアップ速度では、福井県が5Mbpsを下回る低速となっているのが目につく。福井のアップ速度は中部地方9県の最下位であり、情報発信者の足を引っ張りかねない。ぜひ早い時期の改善をと願う。 そして、残念ながら北陸地方はどの数字を採っても、全国平均を下回っている。2007年4月1日に、本州の日本海側では唯一の政令指定都市に移行した新潟市もあり、今後の巻き返しに期待したい。