3月13日に発表された両社のOEM契約に基づき、マイクロソフトは同社の運用管理ソフトウェア「Microsoft System Center Operations Manager 2007」をF5にOEM供給する。F5は同社が開発中の管理アプライアンス「ControlPoint」に組み込むと同時に、Operations Manager 2007に対応するF5製品対応の「管理パック」の提供も行なう。
まず説明を行なったマイクロソフトのサーバープラットフォームビジネス本部プロダクトグループシニアプロダクトマネージャの古川 勝也氏は、「ITシステムに関わるTCOの60%を人件費が占めており、このコストを削減するために運用管理の自動化が求められている」との現状認識を示し、効率的な運用管理の実現に向けたマイクロソフトの取り組みとして「Dynamic Systems Initiative(DSI)」や、その基盤となる定義化された共通モデル「Sysmtem Definition Model(SDM)」、モデル定義言語「Service Modeling Language(SML)」などについて紹介した。
さらに、4月1日に発売された「Microsoft System Center Operations Manager 2007」の特徴として、サーバの管理機能に加えてネットワーク機器の管理にも対応したことと、「管理パック」という形でサードパーティが独自の管理ノウハウを組み込んだ拡張を施すことが可能になっている点などを紹介した。