15日(現地時間)のマイクロソフトの新しい動画再生技術「Silverlight」の発表に続き、16日に米アドビシステムズから新たな動画再生プレイヤー「Adobe Media Player」が発表された。このような相次ぐリリースは、メーカーも本腰を入れてきたという現れでもあるが、実のところメーカーはどのように考えているのか、インタビューする機会を得た。インタビューに対応してくれたのは、米アドビシステムズのダイナミックメディア プロダクトマネジメントディレクターのサイモン ヘイハースト氏だ。
——16日に発表された「Adobe Media Player」について教えてください。
現在、Flashは世界で10億人のユーザに利用されています。Flash Videoは、Web上でビデオを見る時の標準になってきています。そのため、Flash Videoを再生できるプレイヤーをリリースすることにしました(※)。Adobe Media Playerは、ビデオを再生するほかに、2つのユニークな機能を強化しています。1つは、サービスブランドごとにプレイヤのデザインを変えられる機能です。プレイヤには、アドビのロゴは一切入りません。もう一つは、RSSフィードのサポート機能です。Flash VideoにRSSフィードをつけた形でWeb上に公開できます。例えば、YouTubeのようなコンテンツをFlash Media Playerの中に何百と登録し、チャンネルを切り替えるようにして視聴することができるのです。