アジレント・テクノロジーは13日、最大1GHz帯域のバッテリ駆動オプションに対応したデジタル・ストレージ・オシロスコープ、およびミックスド・シグナル・オシロスコープを発売した。 今回発表されたのは、「Agilent 6000シリーズ デジタル・ストレージ・オシロスコープ(DSO)」、および「Agilent MSO6000シリーズ ミックスド・シグナル・オシロスコープ(MSO)」計16モデル。バッテリはリチウムイオン電池が採用されていて、フル充電で2時間以上の使用できる。充電はコンセント接続時は常時行われ、電源を切ることなくバッテリの取り外しが可能となっているほか、2007年5月には自動車のシガーソケットから電源を供給するケーブルもオプションで発売される予定だ。 バッテリ駆動が可能になったことによりCAN、LIN、FlexRayなどの自動車向けシリアルバスの車内テストにおいて、従来よりも高性能・高機能なオシロスコープが利用できるようになった。 価格はオープンだが、オシロスコープ本体とバッテリオプションを合わせた参考価格は以下の通り。100 MHzモデル 79万5,118円から300 MHzモデル 108万0,336円から500 MHzモデル 132万7,446円から1GHzモデル 170万3,764円からN5429A 自動車用12Vシガーソケット対応ケーブル 約1万8,000円(予定)