日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12日、AMD製プロセッサ搭載のタワー型エントリーサーバ「HP ProLiant ML115」を発売した。価格は39,900円から。 また、現行のAMDプロセッサ搭載製品本体22機種において最大29%、平均8%の価格改定をあわせて実施。さらに、インテル製プロセッサ搭載のタワー型エントリーサーバ「HP ProLiant ML110」においても価格改定が実施され、購入後から速やかに利用できるHDD搭載の最小構成価格で49,980円からとなっている。 HP ProLiant ML115は、CPUに「デュアルコアOpteron 1000シリーズ」または「Athlon 64」を搭載したタワー型サーバのエントリーモデル。同モデルは、2006年6月より開始した東京・昭島事業所におけるフルカスタマイズCTO「MAID IN TOKYO」の対象製品となっており、自由なオプション構成やOSのプリインストールサービス、正式受注から最短5営業日でのスピード納品が特徴となっている。 本体性能としては、エントリークラスでは抜きん出た信頼性を備えており、オンボードSATAコントローラの標準搭載により「RAID 0/1」に加え、新たに「RAID 5」の構築も可能としている。また、HDDでは安価なSATAに加え、信頼性の高いSASに対応するほか、メモリについてもデータエラーを自己修復するECC機能付きのPC5300 DDR2 SDRAMを搭載する。 さらにオプションとして、高性能なRAID環境を実現する「HP Smartアレイ E200コントローラ」や、データ保護に欠かせないデータバックアップ用装置の「HP USB内蔵DATドライブ」、急な停電に伴う電源トラブルからシステムやデータを守るUPSなど、システムの信頼性向上に役立つ製品を用意している。 HP ProLiant ML115の最小構成は以下のとおり。・CPU:Athlon 64 3500+(2.2GHz)・メモリ:512Mバイト(PC2-5300 DDR2 ECC SDRAM)・HDD:80Gバイト(SATA、ノンホットプラグ)・光学ドライブ:48倍速CD-ROMドライブ・OS:なし・本体サイズ:36.7×17.5×42.6cm