米国アルカテル・ルーセントは26日（米国時間）、米国の携帯電話事業者および無線データ・プロバイダであるベライゾン・ワイヤレス社と、ネットワーク拡張および継続的な向上をサポートするため、ネットワーク機器、ソフトウェア、サービスを提供する総額60億米ドル相当の3年契約を締結したと発表した。 今回の契約によりベライゾン・ワイヤレスは、「CDMA2000 1xEV-DO Revision A」規格に準拠した、ネットワークのサービスエリアと容量を拡張。さらに、アルカテル・ルーセントのIMSソリューションのさまざまなコンポーネントを導入することで、VoIP、push-to-x、モバイルビデオ電話など、新しいA-IMSサービスが提供できるようになるとしている。 また、本契約に基づきアルカテル・ルーセントは、オールIPネットワークへの移行を実現する全ポートフォリオにおよぶインフラストラクチャ・ソリューションを提供。CDMA2000 1xEV-DO Rev. Aネットワークを拡張すると同時に、ソフトウェアのアップグレードによりサービス品質(QoS)を備えたVoIPなどのサービスをサポートできるようにするという。 今回の契約について、ベライゾン・ワイヤレスのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼CTOであるDick Lynch氏は、「ベライゾン・ワイヤレスは、アルカテル・ルーセントから強力なサポートを受け、お客様に米国で最も高品質かつ先端のモバイルネットワークを提供します。今回発表した60億米ドルの投資は、競合他社を大きく引き離したいという当社の積極的な姿勢を反映しています。音声、データ、ビデオを統合したマルチメディア・サービスなど、相互接続性を完全に確保したIPサービスによりお客様のライフスタイルを向上させる付加価値を提供します」とコメントしている。
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