3月26日(現地時間)、米IBMは、IBM研究所の研究者が、従来製品の8倍高速は光トランシーバのプロトタイプをアナハイムで開催されているOptical Fiber Conference 2007の会場にて展示していると発表した。 転送速度は160Gbps。このデバイスを応用すれば、30分以上かかるハイビジョン映画のダウンロードが数秒にまで短縮できるとしている。特徴は、IBMの持つ標準的なCMOS技術によって、光ドライバ、受信器を1チップに集積したことだ。これによって、ローコストで大量生産がすぐに可能になることだ。さらに、他の光デバイスを構成する、InP(インジウム燐単結晶素子)やGaAs(ガリウム砒素)素子なとと3.25×5.25ミリのサイズで集積することも可能になる。 プロトタイプのためデータシートは公開されていない。