英ジュニパーリサーチは、2012年時点の全世界のVoIP over Wi-Fi機器市場の成長予測を発表した。 発表によると、2012年のVoIP over Wi-Fi機器市場の収益は北米が350億ドル、ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)が230億ドル、アジア太平洋地域が210億ドルで全世界では820億ドルに達すると予想される。 デュアルモード携帯端末(セルラー/VoIP over Wi-Fi)の浸透はめざましく、2012年までに市場総額820億ドルのうち620億ドルを占める反面、VoIP over Wi-Fiシングルモードモバイル端末は高額な価格が影響して15億ドルの収益に留まるとされた。 このほか、企業向けのVoIP対応アクセスポイントは50億ドル、企業向けVoIP対応WLANスイッチ/モバイルコントローラは80億ドルの市場となる。 さらに、無線メッシュ技術を適用したVoIPが主要トレンドになることもあわせて予想された。