日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は12日、顧客情報の一部が不正に持ち出されていたことを公表した。同社によると、05年9月から11月にかけて実施したダイレクトメール発送業務で、業務委託関連先の元社員(別件で逮捕)が不正に自宅に持ち帰った情報のなかに、顧客情報の一部が含まれていたことを確認したという。 該当する顧客の範囲は次のとおり。●01年8月〜05年1月の期間に・Compaq DirectPlusで商品を購入した顧客・HP Directplusで商品を購入した顧客●00年11月〜05年7月の期間に・プリンタ製品のユーザー登録をした顧客・サポートへの問い合わせをした顧客・キャンペーンに応募登録した顧客 不正持ち出しされた顧客情報件数は16万3111件にのぼる。なお、持ち出された顧客情報のうち、不正使用、または流出については確認されていないという。 同社は、この件に関する問い合わせ先を設置。電話:0120-776-603。9時〜21時で、土日祭日も受け付ける。3月31日まで設置予定。