光ファイバケーブルは大容量な伝送が可能で、しかもUTPケーブルに比べて細く、いいことづくめのようだが、唯一「曲げ」に弱いのが玉にキズである。 宅内の配線を光ケーブルで行う場合、たとえば壁のコーナーに沿って直角に曲げるわけにもいかず、また、余ったケーブルも大きな輪を描くように束ねなければならないため、何かと場所を取って困るのだ。 FOE 2007の会場では、NTTエレクトロニクスやフジクラのブースなどで、そうした問題を解決するフレキシブルな光ファイバケーブルが展示されている。直角に曲げたり、束ねたりしても損失が起こらず、被服自体に弾力があるため折り曲げた後も元に戻るほか、ドアに挟まっても大丈夫だという。これなら宅内にも自由自在に配線できそうだ。