CES UNVAILEDというプレス向けのプレイベントにおいて、NOVINT Technologies社が、興味深い3Dゲームコントローラーをデモしていた。 写真のつまみのような小さいボールを動かすと、画面の対象物もそのとおりの動きをする。これだけだと、ただの空間ポインティングデバイスだが、このコントローラーは3本のアームの位置をコンピュータから制御できるため、ゲームの状況のフィードバックも可能なのだ。 デモの例としては、DOOMのようなガンシューティングゲームが行われていた。つまみを持って、銃を画面の好きな向きに向けたりできるが、射撃の反動などが手に伝わってくる。試してみたが、これがかなりリアルだ。ハンドガン、マシンガンなど画面に忠実なフィードバックが伝わってくる。 他にも、さまざまな物質でできた球体をなでるというデモもあった。でこぼこの球体、氷の球体、スポンジや粘土の球体など、表面の感触が再現される。粘土の球体は、つまみをまっすぐ押し続けるとめり込む感触と、反対側に突き抜ける感触まで再現されていた。 キャッチボールのデモでは、ボールをグラブで受け取るときの反動を再現していた。 このように、ゲームでの応用は幅広いが、医療器具やシミュレータなど実用的な製品としての可能性も高いコントローラといえる。対応しているOSは、いまのところWindows XPだが、ほどなくVistaにも対応するそうだ。PCとの接続はUSBだ。