話題のプロジェクト「FON」。編集部でも記事執筆や技術検証のためさっそく申し込みをした。本日その無線LANアクセスポイント「La Fonera」が到着したので、その製品内容や外観について速報でお伝えしよう。 FONは、ユーザが自宅に設置した無線LANアクセスポイント「La Fonera」をほかのユーザに開放するというプロジェクト。La Foneraを設置したユーザは、ほかのユーザが設置したLa Foneraも無料で利用でき、自由にインターネット接続が使える。プロジェクトは2005年11月にスペインで開始。このたび日本での展開も始まったのだ。 ・外箱 ・ルータ本体(La Fonera) ・ACアダプタ ・LANケーブル(フラットタイプ:約2m) ・CD-ROM(ドキュメント、ソフトウェア) ・説明書 ・ステッカー(2枚) まず、本体だが、白いボディで、なかなかしゃれたデザインの外観だ。サイズは75mm×95mm×26mm(アンテナ部分除く)とかなりコンパクトだ。横に平たく置くのが基本だが、裏面に木ネジ用のフックもついているので、壁掛けも可能だ。木ネジの頭の部分でロックできるようなタイプなので、うまく取り付ければ天井に逆さまに取り付けることもできそうだ。このルータ本体をFONや説明書では「La Fonera」と呼んでいる。 ACアダプタは100V〜240Vの入力に対応している。プラグも日本用の2Pになっているので日本で問題なく使える。出力は、本体の消費電力に合わせて5V、2A。大きさの割には意外と高出力だ。プラグは形状だけでなく、フォン・ジャパンによりPSEマークも取得している。ただし、2Pのプラグの出方がちょっと変わっているので(一般的なアダプタの位置関係でいうと90度回転している)、テーブルタップなどに差し込むときは、いちばん端でないと、となりのコンセントの穴をふさいでしまう。 ステッカー2枚は、大小各1枚の構成だ。小は自分のPCなどに貼り付けるとよいだろう。大は、自分が設定したAPのカバーエリアの目だつところにに貼れ、ということだ。ただし、ステッカーは屋外用ではなさそうだ。貼り付ける場合は日差しや雨などに注意したほうがよさそうだ。 説明書は、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語対応となっている。残念ながら、日本語の説明はないが、それほど難しいインストールではないので、絵と単語で十分理解できると思われる。自力でブロードバンドルータをインストールできた人ならまず問題ないだろう。LANケーブルはいわゆる「きしめんタイプ」で、これも省スペースとなっている。確認はしていないがカテゴリ5とみてよいだろう。このあたりは、詳細の検証記事を予定しているので、続報を待っていてほしい。