日本電気(NEC)は13日、国内および在日海外報道関係者と、NECグループの主要関係会社役員による懇談会を都内で開催した。 本懇談会において、NEC代表取締役執行役員社長の矢野薫氏に、Windows Vistaのリリースが遅れたことによる、年末商戦でのパソコン販売不振や影響について伺った。矢野社長によると、Vistaのリリース遅れによるパソコンの買い控えは想定の範囲内だという。 1月下旬以降には、Vista搭載パソコンが各PCメーカーから数多く発売されると思われるが、最近のパソコン市場は動向が読みにくくなっており、Vistaがリリースされることによって市場が好転するかどうかは微妙とのこと。ただ、2006年よりはパソコンが売れるのではとコメント。 さらに、矢野社長は「NECは、一般的に(経営状況が)厳しいと言われているが、来年は間違いなく明るくなっている」と発言。「これは、社長が能天気だから言っているのではない(笑)」と出席した報道関係者の笑いを誘いながらも、「来年はより良いプロダクトやソリューションを積極的に展開していく」と意気込みを語った。