ノーテルネットワークスは5日、総務省東北総合通信局が年末から2007年にかけ宮城県石巻市内で行う予定のモバイルWiMAX実証実験に、東芝と共同で参加すると発表した。 この実験は、今後の利用が見込まれる2.5GHz帯を使い、国際標準規格「IEEE802.16e-2005」に準拠したノーテルのWiMAXソリューションを採用して行われるもの。これにより、今後のブロードバンド環境整備のために地域を問わずモバイルWiMAX技術の利用が有効であることを実証していくとしている。 本実験において、ノーテルはモバイルWiMAX基地局と端末装置を東芝に提供し、東芝がシステムインテグレーションおよびフィールド試験を行うという。実験では、基地局を実証実験エリア内の公共施設に設置し、周囲の多様な地理的条件を利用して、スループットやカバレッジ、遅延などのパフォーマンス変動調査や、アプリケーション動作の検証などを実施するとしている。
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