PLC(Power Line Communication)の方式として、松下が独自に開発したHD-PLC方式を採用する。技術面での特徴は、変調方式として独自開発された「Wavelet OFDM」だ。短波放送やアマチュア無線との混信を避けるため、特定周波数を大幅にカットでき、既存の通信と問題なく共存できるとしている。また、PLC方式は、HD-PLCを含め国際的に3方式が並立しているが、松下では3方式が共存できる新たな規格を提案中だという。3方式の統一は現状では検討されていないものの、他の方式は中低速向けなのに対し、HD-PLCは高速となるため、共存可能となれば棲み分けが可能だとする。