テラステクノロジーは11日、自社開発の高性能MTA(Mail Transfer Agent)技術を基に開発されたスパム遮断ソリューション「SPAM WATCHER Appliance」シリーズに、対象ユーザ数が10,000までの最高位モデル「SPAM WATCHER 500」を追加すると発表した。10月末より受注を開始し、11月初旬に出荷開始の予定となっている。価格は400万円から。 SPAM WATCHER 500は、最大処理容量が1日当たり500万通(60通/秒)、対象ユーザ数が10,000までという、大規模システムへも対応できる性能を持った製品。あらたな機能として、データベースの冗長化により、複数台のSPAM WATCHER Applianceを設置した際では、1台に問題が発生してもスパムメール検出が可能になったほか、ハードウエア面でも「RAID5」および「Hot SWAP」のサポートによりデータの保護性が高まっているという。 SPAM WATCHER Applianceシリーズは、韓国科学技術部(MOST)からKT(国産新技術認定)マークを獲得した、独自開発の高性能MTA技術を基に開発されたセキュリティアプライアンス製品。スパムフィルタとして広く採用されているコムタッチの「RPD技術」による検知に加え、自社開発のデータベースによる検知や学習機能によって、大容量トラフィックを高速かつ安定的に処理し、高いコストパフォーマンスと機能を提供するとしている。 スパム遮断は、特許技術であるURLフィルタ+人工知能アルゴリズム・ベイジアンフィルタにより行われるほか、SMTPおよびDoS攻撃、Zero-HourによるVirus Outbreak、フィッシングデータベースによるフィッシングメールなど、メールコミュニケーションに対するさまざまな脅威を遮断するという。