CEATEC JAPAN 2006(会場:幕張メッセ)の日立産機システムブースに、同社が9月26日に発表したばかりの組み込み用無線通信モジュール「smartMODULE」および「Sensor Station」が展示されている。 smartMODULEは、大きさ20mm×43mm、重さ4.5g以下の小さい基板に、Bluetooth 1.2、TCP/IP、HTTPサーバ/クライアントなど、通信に必要な機能が搭載されている。通信機能としては、Bluetooth 2.0やIEEE 802.11gの搭載も可能であるとしている。 またSensor Stationは、smartMODULEを内蔵したセンサーネットワークシステム。センサーから収集した人感、温度、湿度、照度といったデータを収集し、内蔵のsmartMODULEを使ってHTTPやTCP/IPなどの情報系プロトコルに変換した後、Bluetooth通信で直接ネットワークに送信する。 ブースでは、Sensor Stationから送られてきたセンサーデータを、PCのWebブラウザから確認するというデモを公開している。各センサーとSensor Stationの間は、見通し10mまで可能な微弱無線を使用し、1つのSensor Stationで最大5つまでのセンサーに対応できる。このシステムの応用例としては、産業機器のメンテナンス、ビル管理、ホームネットワーク、セキュリティソリューションなど、さまざまな展開が考えられている。