最大の特徴は、使用する帯域幅が少なくて済む点。QoS(Quality of Service、サービス品質の保証。この場合は帯域保証とほぼ同義)がないベストエフォート・ネットワークでもハイビジョン規格の最高レベルである1080P(1920×1080ピクセル)の配信が可能という。おおよその目安として、TV品質で750Kbps〜1Mbps程度、DVD品質で1.5Mbps程度、ハイビジョン品質で2.5Mbps以上の帯域幅が確保できればよいという。現在日本で提供されているIP TVサービスの大半はSD(通常のNTSCのTV画質)以下の品質で、HD品質で配信を行っているのは1社だけだが、そこで使用されている帯域幅は8Mbpsだという。デモではおおよそ2Mbps程度で配信していたが、動きの速いシーンでも特に乱れることはなく、高品質の動画再生ができていることが確認できた。