本フェスタの中では特異なメーカーといえるマイクロソフトは、同社のオーディオ技術「Windows Media Audio」(WMA)に対応した各メーカーのAVアンプやオーディオプレーヤーを展示している。 マイクロソフトは、今回「WMAロスレス」をメインに打ち出した展示を実施。MP3や今までのWMAのようなデータの一部を犠牲にして圧縮する音楽フォーマットとは異なり、「可逆圧縮符号方式」を採用した同フォーマットは、ファイルサイズは大きくなるもののCD品質の音楽再生が可能という特徴を持っている。 AVアンプでは、PCとLANケーブルなどでつなぐことでPC内のWMAファイルなどを再生できる機能を持った機種を各社が展示。この中でも、パイオニアはWMA9 Proに対応した「VSA-1016V」を、オンキヨーは参考出品ながらもWMAロスレスに対応した機種をそれぞれ出展している。 そのほか、WMAロスレスの再生に対応したポータブルオーディオプレーヤー・東芝「gigabeat(ギガビート)」によるMP3とWMAロスレスの聴き比べや、WMAロスレス対応のサウンド編集ソフト・デジオン「DigiOnSound5」の展示が行われている。