マイクロソフトは13日、月例のセキュリティアップデートとして、Windowsおよび関連ソフトウェアの脆弱性を回避する修正プログラムをあらたに公開した。今月は深刻度が最上位の「緊急」が1件と、それに次ぐ「重要」が1件、「警告」が1件と、先月とは打って変わって落ち着いた雰囲気となっている。 今回「緊急」の対象となったのは、Officeに含まれている「Publisher」で、その中でも特に「Publisher 2000」に対して緊急がついており、2002/2003においては重要となっている。しかしながら、緊急ではないとしても脆弱性を含んでいることに違いはないため、安心せずに最新パッチは常に当てておいた方がいいだろう。 なお、これらのアップデートは「Microsoft Update」または「Windows Update」から、修正プログラムにより自動適用できるようになっている。 今回公開されたセキュリティー情報は以下のとおり。■深刻度:緊急(1件)●Microsoft Publisherの脆弱性により、リモートコードが実行される(910729)・セキュリティ情報の番号:MS06-054・影響を受けるソフトウェア:Publisher 2000/2002/2003■深刻度:重要(1件)●Pragmatic General Multicast(PGM)の脆弱性により、リモートでコードが実行される(919007)・セキュリティ情報の番号:MS06-052・影響を受けるソフトウェア:Windows XP(SP1/SP2)■深刻度:警告(1件)●インデックスサービスの脆弱性により、クロスサイトスクリプティングが行われる(920685)・セキュリティ情報の番号:MS06-053・影響を受けるソフトウェア:Windows Server 2003(すべて)/XP x64/XP(SP1/SP2)/2000(SP4)