同社は、一組のキーボード(K)、ビデオモニタ(V)、マウス(M)から複数のコンピュータへアクセスするKVMスイッチの先駆者として有名である。KVMスイッチを中心として、シリアルコンソールサーバ、管理ソフトウェア、リモートアクセス製品などを販売している。代表的なアクセス/制御レイヤーのソリューションには、「ParagonII」(長距離操作が可能なアナログKVMスイッチ)、「Dominion KX」(デジタルKVMスイッチ)や「KX101」(KVM over IP デバイスによるリモートアクセス)などがある。一方、管理レイヤーでは、デジタル・アナログのインバウンド/アウトオブバウンドのアクセス管理や運用を統合できるアプライアンス「CommandCenter Secure Gateway」も発売されている。そして、これらに加えて、今回新たにモニタリングやセキュリティ機能も含めたかたちで統合管理が可能なソリューション・CC-NOCが加わることになる。このCC-NOCと、前述のCommandCenter Secure GatewayやKVMスイッチを組み合わせ、物理的なITシステムの修理から、ネットワークやシステムの監視・管理、プロアクティブなセキュリティ対策までを一元的に実現。サービスレベルの向上やコスト削減、ダウンタイムの短縮などに効果を発揮する。