Mozilla Japan、アルゴ21、三菱総合研究所は11日、ウェブサイト閲覧時にレイアウトが崩れたり、コンテンツの表現がかわってしまうなどの問題を改善する「TouchUpWebシステム」を開発し、同システムをサービス化した「TouchUpWebサービス」の正式版をリリースした。利用料金は無料。 TouchUpWebサービスは、オープンソースベースのブラウザ「Firefox」で制作者が意図したデザインでウェブサイトを閲覧できるようにするサービス。「TouchUpWeb」拡張機能を組み込んだFirefoxでレイアウトや機能面に問題があるウェブサイトにアクセスした場合、ユーザー操作による「TouchUpWebサーバ」への問い合わせが可能となる。そのコンテンツに対応した「TouchUpスクリプト」がサーバに登録されているならば、スクリプトのダウンロード後コンテンツの修正が行われ、正しいデザインで閲覧できるようになるというもの。 TouchUpWebシステムは、独立行政法人情報処理推進機構の2005年度下期オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業の一環として実施された「ウェブコンテンツの相互運用性を改善するフィルタリングサーバの開発」プロジェクトの一環として開発され、2006年8月までベータ版として運用されていた。