WiMAXやCDMA EV-DOなどと並んで、移動通信の高速化技術である「HSDPA」。WIRELESS JAPAN 2006では、NTTドコモとNECのブースで実機によるデモンストレーションを行っている。 HSDPAは、ダウンリンクを高速化する技術。同社では、最大3.6Mbpsで第3四半期(7月〜9月)にサービスを開始する予定だ。 展示されているのは、NEC製の電話機「N902iX HIGH-SPEED」とモトローラ製の通信カードだ。N902iX HIGH-SPEEDは、ビデオクリップの再生や着うたのダウンロードなどのデモンストレーションで通信速度の早さをアピールしている。 ちなみに、会場でのデモンストレーションは、臨時に設置された基地局を利用したものであり、実環境ではない。参考までに、複数台のHSDPA端末が基地局に接続された状態でおおよそ1Mbps〜3Mbpsの実効速度となった。