富士写真フイルムは、ISO1,600対応の512万画素スリムデジタルカメラ「FinePix Z3」を6月下旬に発売する。カラーは、シルバー、ブルー、レッド、ピンクを用意。価格はオープンで、実売予想価格は4万円前後。 FinePix Z3は、2005年11月に発売した「FinePix Z2」の後継モデル。Z3の機能は、5月下旬に発売した「FinePix F30」と同様、被写体までの距離や大きさなどを認識し適正感度・適正光量に自動調整する同社独自の「iフラッシュ機能」、1度シャッターを押すだけでフラッシュのオンとオフの写真を2枚連続して記録できる「高感度2枚撮り機能」を備える。 さらに、Z3では、最新の高速赤外線通信機能「IrSimple」を世界で初めてデジタルカメラに搭載した。Z3同士で画像を交換できるほか、IrSimpleに対応した携帯電話との画像交換も可能だ。なお、Z3と同時発売のIrSimple対応モバイルプリンタ「Pivi」(MP300)に約0.6秒で画像(640×480ピクセル)を送信できるという。 レンズは、フジノン光学式3倍ズーム。焦点距離は6.1〜18.3mmで、撮像画角は35mmフィルム換算で36〜108mmに相当する。開放F値はF3.5〜F4.2。撮像感度は、ISO64〜1,600。 液晶ディスプレイのサイズは2.5型で、解像度は約23万画素。記録メディアはxDピクチャーカードを採用するほか、本体に10MBのメモリを内蔵する。最大記録画素数は、静止画が2,592×1,944ピクセル、動画が640×480ピクセル。 本体サイズは幅90.0×高さ55.0×奥行き20.0mm、重さは約130g。電源には、充電式のリチウムイオンバッテリー「NP-40」を採用し、バッテリー寿命(CIPA規格)は約200枚としている。