トレンドマイクロは24日、ファイル共有ソフト「Winny」を介して感染が広がっているウイルス「Antinny」に、同種のファイル共有ソフト「Share(シャレ)」をも感染源とする亜種「WORM_ANTINNY.BJ」が発生したと警告した。 WORM_ANTINNY.BJは、WinnyまたはShareを感染源とするウイルス。WinnyまたはShareでダウンロードしたプログラム本体(<ランダムな日本語の文字列>.exe)をダブルクリックすることで感染する。 感染するとWinny¥upfolder.txtまたはShare¥folder.iniを書き換え、アップロードフォルダを<Windowsフォルダ>¥Up¥に変更する。また、パソコン内の以下の拡張子を持つファイルを収集してZip圧縮し、アップロードフォルダに保存する。・DBX(Outlook Express関連ファイル)・DOC(Wordファイル)・EML(メールファイル)・MDB(Accessデータベースファイル)・PPT(PowerPointファイル)・XLS(Excelファイル) 収集されたファイルには「[殺人] <ユーザ名>(<作成年月日>-<時刻>)のキンタマ.zip」、または「[写真集][IV] <ユーザ名>(<作成年月日>-<時刻>)のアルバム.zip」という名前がつけられ、Winny並びにShareネットワークに公開される。 トレンドマイクロでは、4月13日にWORM_ANTINNY.BJに対応したウイルスパターンファイルを公開済みだ。