日本電気(NEC)は、CPUやHDD容量などの基本機能をシンプルなものに絞り込むことでコストパフォーマンスを追求した個人向けノートPC「LaVie」シリーズ2モデルを2月24日に発売する。 ラインアップは、15型液晶ディスプレイを採用したベーシックノート「LaVie L(LL370/EA1F)」と、コンパクトなボディに多彩なAV機能を搭載した「LaVie A(LA700/DD1F)」の2モデル。価格はいずれもオープンで、直販価格はLaVie L(LL370/EA1F)が109,830円、LaVie A(LA700/DD1F)が184,800円。 LaVie L(LL370/EA1F)は、現行モデル(LL370/ED)と比べ、HDD容量を80Gバイトから40Gバイトとし、統合ソフトもオプションとするなど、PCとしての基本機能を絞り込んだシンプルな構成にすることで幅広いユーザニーズに対応したモデル。 表示部には、輝きのある色鮮やかな表示を実現する15型XGAスーパーシャインビュー液晶ディスプレイを採用するとともに、低反射処理により外光の反射を抑制しているのが特徴。また、ネットワーク機能として「トリプルワイヤレスLAN(IEEE802.11a/b/g準拠)」を搭載している。 LaVie A(LA700/DD1F)は、CPUに「Celeron M 超低電圧版 383」を採用した下位モデル。スロットインタイプの「DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込み対応)」の搭載や、電源オフの状態からメディアを挿入するだけで自動的に再生が始まる「スロットインオートプレイ」機能など、AVをより快適に利用するための多彩な機能が特徴だ。 さらに、ノートPCでも迫力のサウンドが楽しめる「ミュージックスタンド」が標準添付されており、本体を同スタンドに載せることでDVDの音声を迫力あるサウンドで楽しめるほか、本体バッテリーの充電や収納スタンドとしても利用できるようになっている。 また、表示部にはDVD映像をワイド画面で視聴できる12.1型WXGAスーパーシャインビュー液晶ディスプレイを採用するとともに、周囲の明るさを感知して液晶画面の輝度を自動的に調整する「自動輝度センサ」が搭載されている。 今回発売される2機種のおもなスペックは以下のとおり。●LaVie L(LL370/EA1F)・CPU:モバイル Sempron 3000+・メモリ:256Mバイト(DDR SDRAM、PC2700対応)・HDD:約40Gバイト・チップセット:SiSM760GX/SiS963L・グラフィック:チップセットに内蔵(標準32Mバイト)・表示部:15型XGAスーパーシャインビュー液晶ディスプレイ・光学ドライブ:マルチプレードライブ(CD-R/RW with DVD-ROM)・無線LAN:トリプルワイヤレスLAN(IEEE802.11a/b/g準拠、Super AG、Atheros XR)・バッテリー駆動時間:約1.3時間・OS:WindowsXP HomeEdition(SP2)●LaVie A(LA700/DD1F)・CPU:Celeron M 超低電圧版 383(1GHz)・メモリ:512Mバイト(DDR2 SDRAM、PC2-3200)・HDD:約80Gバイト・チップセット:82915GMS/82801FBM・グラフィック:チップセットに内蔵(最大128Mバイト)・表示部:12.1型WXGAスーパーシャインビュー液晶ディスプレイ・光学ドライブ:スロットインDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込み対応)・バッテリー駆動時間:約5.0時間・OS:WindowsXP HomeEdition(SP2)・統合ソフト:Office Personal Edition 2003