KDDIは、ジャパンケーブルネット(JCN)およびジャパンケーブルネットホールディングス(JCNH)の株式を取得すると発表した。セコムと丸紅が保有する株式を引き受けるもので、3月上旬に株式譲渡契約を締結し、3月末に取得する予定だ。 ジャパンケーブルネットは、全国で14局のケーブルテレビ(CATV)局を傘下に持つ事業者。 KDDIでは、今回の株式取得について「将来の光展開を見据えた顧客基盤拡大」と説明している。さらに、JCNの各CATVで提供されている多チャンネル放送、インターネット、電話に加えて、KDDIのau携帯電話も連携させてFMCを目指すとしている。 今回の株式取得では、KDDIがJCNHの株式のうち46.76%を、JCNの株式のうち5%を取得する。これにより、JCNへの直接および間接の出資比率は38.18%になる。さらに、この出資比率を47.3%に引き上げる計画だ。なお、出資額は335億円。