オンライン・セレクトショップ「realstyle.jp」を運営するクインテットは、USENと協力し、USENの動画配信サービス「GyaO」でファッション系のEC連動型・新番組をスタートさせる。 その第1弾として「GyaO」では11月3日(木)から、10月24日(月)に六本木のヴェルファーレで開かれた「同サイトオープン&新番組スタート」記念イベントの模様を配信する。USENによれば、番組は第2弾以降もファッションを通して時代を切り取る内容になる。 ECサイト「realstyle.jp」は、2005年9月17日にオープンしたばかりのファッション系ECサイトだ。 10月24日(月)に東京・六本木で開かれたイベントでは、クリス・ペプラーが司会を務めた。またゲームソフト「ファイナルファンタジー X-2」のテーマ曲と、映画「キューティーハニー」の同名主題歌でブレイクした倖田來未や、ユニット「AAA」(トリプル・エー)らが次々にライブを繰り広げた。 彼らとイベントでコラボレーションしたのは、猪塚慶太ら雑誌・テレビなどで活動中の「スタイリスト」9人だ。これら服飾家たちの手によるファッションショー3本が、複数のライブやトークショーと交代で行われた。 USENによれば「realstyle.jp」と連携した新番組は、ファッションをテーマにタレント・モデルなども起用するコンセプトだ。USENのGyaO事業本部 編成局、鏑木小百合・チーフリーダーは、RBB TODAYの単独取材に応じて語った。 「タレント・モデルなどのメジャーな人と、スタイリスト・ネイリスト・デザイナーら普段は表舞台に出ない人がコラボレーションする番組を考えている。ただし『コンテンツを観て、e-コマースしてね』という形ではない。ショッピング番組にはせず、おしゃれなものを目ざす。ファッションやライフスタイルを紐解く内容だ」(鏑木氏) 番組は世の中の「表舞台」で活躍する才人と、「舞台裏」でモノ作りを支える才能が出会う世界の始まりである。 鏑木氏によれば、第2弾以降もすでに大ワクは決定済みだ。GyaOのオリジナル・コンテンツとして、ファッションを糸口に番組制作を続ける。 おそらくUSENはアートの視点で、2005年のリアルな日本を射抜いて行くだろう。 9月29日(木)に行われた、BS朝日とUSENの共同開催イベント「SHAKE THE MUSIC LIVE」。あの押尾コータローのライブも、「難産が続いたコンテンツの世界は、ひと山越えた」と確信させるものがあった。