富士通は、シンクライアントソリューション専用のハードディスクレス端末「FMVシンクライアント」のラインナップを一新し、指紋センサーを標準搭載したB5ファイルモバイルノート「FMV-TC8210」のより販売活動を10月20日から開始した。 同製品は、個人情報保護法の全面施行を受け、端末に情報を持たせないシンクライアント・ソリューションで、本体内にハードディスクを持たない。 基本的には同社製IA(Intel Architecture)サーバ「PRIMERGY」と、シンクライアントシステムを実現するためのソフト「Citrix Presentation Server 4.0」または「BT Administration Server」との組み合わせにより、企業の運用形態に合わせたシンクライアント・ソリューションとして提供されるもので、カスタムメイドが前提となる。 カスタムメイドの最小構成(超低電圧版Celeron M 383、12.1型TFT液晶、メモリ256MB、100BASE-TX LAN、Windows XPでの価格は16万円。10月下旬から出荷開始される。 同製品の主な特徴は次のとおり。・薄さ約31.2mm、重さ約1.22kg・IEEE802.11a/gワイヤレスLAN内蔵にカスタムメイドで対応・指紋センサーによる指紋認証機能に対応・本体のUSBポートなどの利用を無効とし、データの不正な持ち出しを制限する「Portshutter」を全機種に標準添付など。