米国マイクロソフト社は現地時間の17日、最近発生が報告された「Zotob」と呼ばれるWindowsを攻撃の対象としたネットワークワームについて、最新情報を発表した。 同社の分析では、今回報告されたワームは「Zotob」と呼ばれる既知のワームの変種だとしており、現時点でのZotobの感染率は、ほかのネットワークワームに比べて低いレベルを維持しているという。また、現時点ではそののち、あらたな手法による攻撃を受けたという情報はないとしている。 なお、今回のZotobワームは「Windows 2000」にのみ影響を与えるもので、すでにWindows XPにアップグレードされたPCや、MS05-039のセキュリティアップデートが適用されたWindows 2000では、この攻撃の影響を受けることはないとしている。 さらに、マイクロソフトでは、Zotobワームや今回のような変種に対応した自動削除ツールの無償提供を行っている。これにより、該当セキュリティアップデートの適用後、このクリーナーツールを使用することで、感染してしまったPCからこれらのワームを自動的に削除することが可能だ。