ソニーは9日、7月7日に発売したデジタルハイビジョンビデオカメラ「Handycam HDR-HC1」の国内出荷台数が発売1カ月で、当初目標の1.5倍にあたる3万台を突破したと発表した。HDR-HC1の生産を担当するソニーイーエムシーエスの美濃加茂テック(岐阜県)では、生産ラインをフル稼働させて、需要の増加に対応しているという。 民間調査会社であるBCNのデジタルビデオカメラ機種別販売台数シェアランキング(7月最終週)によると、HDR-HC1が一般ビデオカメラの平均価格より2倍以上高単価であるにもかかわらず、販売台数シェアは12.9%の3位を獲得した。都内量販店での店頭価格は178,000円前後。なお、同週はソニーのHandycamがトップ3を独占。1位は「DCR-DVD403」、2位が「DCR-HC90」だった。 現在のプロモーションとして、店頭ではハイビジョンモデルのHC1と従来モデルの撮影画質の差をボタン1つで体感できる「感動チェンジ台」を全国に約1,000台設置している。 さらに、秋の運動会や行楽シーズンに向けて、8月末から全国でテレビCMを中心に交通広告や雑誌広告などのプロモーション活動を積極的に展開するとしている。