ソニーは14日、業界最小となる容積0.06立方センチメートルの手ぶれ検出用2軸ジャイロモジュールを開発、8月初旬よりサンプル出荷を開始すると発表した。サンプル価格は5,250円。 今回商品化されるジャイロモジュールは、従来1軸ジャイロセンサと周辺回路のセットを2組搭載していたものを、2個のジャイロセンサとアンプ、フィルタなどの周辺回路を1つのパッケージにしたもの。これにより、搭載機器の小型・軽量化に寄与すると共に、より小型な機器への手ぶれ補正機能の搭載を可能にするとしている。 また、本モジュールに搭載されている新開発のジャイロセンサ(振動子)は、「MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)」技術による精度の高い微細加工と、薄膜技術による圧電素子の形成で小型化を実現。モジュールとしても従来品の1軸ジャイロを2個使う場合と比較して、面積で1/5、厚さで1/3を実現しているという。