トレンドマイクロは、国内のインターネットバンキングサービスを標的にしたウイルス「TSPY_BANCOS.ANM」を警告している。危険度は“低”、ダメージ度は“中”。 このウイルスは、インターネットバンキングで利用されるURLのリストを持っており、HTTPパケットを監視、特定のURLに送信する。そのため、このウイルスに感染して、インターネットバンキングを利用した場合には、IDやパスワードが漏えいする可能性が非常に高い。 なお、トレンドマイクロでは、「情報の漏えい」と「日本をターゲットにした攻撃」を2005年上半期における特徴としてあげているが、TSPY_BANCOS.ANMはそれを象徴するようなウイルスだ。●監視される主なネットバンキングサービス 三井住友銀行 新生銀行 イーバンク銀行 ジャパンネット銀行 アイワイバンク銀行 UFJ銀行 みずほ銀行 郵便貯金