ジュニパーネットワークスは30日、Kagoor Networks社を総額6,750万ドルで買収することに合意したと発表した。 同社では今回の買収を、よりセキュアで信頼性の高いネットワークの構築を目指す戦略をさらに加速するものだとしている。ジュニパーネットワークスのセキュアで信頼性の高いネットワーク・ソリューションと、KagoorのSession Border Control(SBC)技術の融合は、コスト効率がよく品質の高いVoIPやその他のメディア・サービスの構築を目指すネットワーク・オペレータにとって有効なソリューションだとしており、SBCは同社が推進しているインフラネット構築に欠かせない技術だという。 Kagoor Networksは、米国カリフォルニア州サンマテオに本社を置き、イスラエルのHerzeliaにR&Dセンターがある企業。同社の「VoiceFlow」SBC製品は、世界100社以上の通信事業者で導入されており、そのほとんどがジュニパーネットワークスのプラットフォームを採用しているという。さらに、ルーセント・テクノロジーやシーメンス、NECと戦略的提携を結んでおり、そのシナジー効果も期待できるとしている。